「『 』という書物によれば・・・・」と正確に根拠を示して書くはずです。
東風 こち 吹かば にほひをこせよ 梅の花 主 あるじ なしとて 春を忘るな(春な忘れそ) 現代語訳: 春風が吹いたら、匂いを(京から太宰府まで)送っておくれ、梅の花よ。
その際、道真が、家に残す梅の花に、「自分がいなくても春になったら咲くように」、また、その「梅の香りを自分のいる九州まで送ってくれよ」と言い残した歌です。
人々はこれを「道真の祟り」と恐れ、道真をまつりました。
ちなみに『拾遺和歌集』 寛弘 2- 3年( 1005- 1006年)頃に編纂 においてこの歌の最後は、「春を忘るな」となっています。
鎌倉時代中期の宝治元年頃(1247年頃)に成立した『源平盛衰記』の32巻には、「住みなれし故郷の恋しさに、常は都の空をぞ御覧じける。