相手の気持ちを思いやり、その人の立場になって想像してアドバイスができる人になることが、慈しむ心の持ち主になるための一歩です。
「悲」という字は、何かが起きたときに悲しいという気持ちに使いますが、「慈」という字は、愛情という意味がこめられているのです。
その他にも、「父は慈愛に満ちた優しい顔をしている」「平和と慈愛の人と言えばマザーテレサだろう」「慈愛をもって貧しい人々と接した」「これは慈愛に溢れた物語です」「創業者は慈愛に満ちた言葉を残している」などがあります。
お互いに慈しみ合うというのはお互いを大切にするという意味もあるので、この場合は上下関係はなく、2人の関係性を重視することになると思います。
慈しみに満ちたという表現は、別の使い方をすると、「愛情でいっぱいになる」という使い方もできそうですね。
上記の例文にある「慈愛者」とは、親が我が子に持つような深い愛情を持って他人に接する人のことです。