一人称は「私」。
竜にメモリとドライバーを渡したのは、彼が精神干渉タイプのドーパント(すなわちテラー)の攻撃に耐性のある特殊体質に加え、テラーの恐怖心に打ち克てる強い力、すなわち自分と同じ「家族を奪われた憎しみ」を持っていたためであった。
風都の住人だけでなく自身をも被験体にし、物語開始時の昨年にあたる時期にはメモリの性能を試すために様々な手法で周期的な連続殺人を実行していた。
テラー・ドーパント本体の物理的な攻撃能力は、テラーフィールドやテラードラゴンほどの絶対的なレベルの特殊能力こそ備えていないものの、掌から石柱を容易に砕くほどの強烈な衝撃波を放つ能力を持ち、それをとして用いることで、並のドーパントを凌ぐ接近戦を行い、戦闘技術により欠点を補っている。
楠原みやびは同じ風都市市議会議員だった夫・ 楠原 大三郎 ( くすはら だいざぶろう )の遺志を引き継ぎ、第二風都タワー建設に邁進している。