「さくら(独唱)」の歌詞の文字数は290文字。
もちろん音楽は歌詞の文字数が短ければそれで良しというものではないが、人々の心に残るヒット曲が1年に1、2曲あればいい方という近年のJ-POPシーンの状況を見ていると、「さくら(独唱)」のそんな特殊性に注目してしまうのだ。
一度に記憶できる情報量には限界があるし、1度や2度聴いたくらいでは何のことを歌っているのか分かりづらくなってしまうのだ。
歌: 作詞:森山直太朗 作曲:森山直太朗 僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を さくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよ どんなに苦しい時も 君は笑っているから 挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ 霞みゆく景色の中に あの日の唄が聴こえる さくら さくら 今、咲き誇る 刹那に散りゆく運命と知って さらば友よ 旅立ちの刻 変わらないその想いを 今 今なら言えるだろうか 偽りのない言葉 輝ける君の未来を願う 本当の言葉 移りゆく街はまるで 僕らを急かすように さくら さくら ただ舞い落ちる いつか生まれ変わる瞬間を信じ 泣くな友よ 今惜別の時 飾らないあの笑顔で さあ さくら さくら いざ舞い上がれ 永遠にさんざめく光を浴びて さらば友よ またこの場所で会おう さくら舞い散る道の上で. そんな親バカとも取れる姿から、やはり息子の活躍を願っているのでしょう。
毎年数々のヒット曲が生まれていた1960年代から1980年代にかけて、歌詞の文字数は200~350文字程度であることが多かった。