ヒトに感染するコロナウイルスは、冬の風邪の原因の1つとされており、2002年までは研究報告があまりされていないウイルスでした。
感染が疑われる猫にたくさん触ってしまってから、すぐに自宅の猫に触れる必要がある場合には、できれば衣類も着替えて、状態によってはシャワーを浴びてから触るようにしましょう。
ウイルス感染強度(中和力価)に関しては、陽性患者が飼っていた猫が非常に高く、ペット病院や野良猫から採取した血清測定からは、陽性であるものの強いウイルス感染度は見られなかった。
また、動物病院を受診する際は、待合室での混雑を避けるため事前に電話連絡で相談するなど、集団感染を防ぐための配慮をよろしくお願いします。
一方で、ネコは、新型コロナウイルスの感受性が他の動物種よりも高いとの報告があり、実験室内での感染実験では、ネコが他のネコに感染させ得るという結果が報告されています。
血清学的分類 猫コロナウイルス(FCoV)は、血清学的に1型と2型に区別することができます。